コバルトリッチクラスト

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コバルトリッチクラスト

水深800~2400メートルの海山斜面から山頂にかけて海底岩盤を皮殻状に覆って存在する 鉱物資源でマンガン団塊の一種であり鉱物組織はにていますがコバルトの品位が約3倍高い、また、マンガン団塊が球状なのに対しクラスト状(覆いかぶさる)であることからこの名称になった。

マンガン団塊より水深が浅く、コバルト品位が高いこと、プラチナを含有している 細かく言うとマンガン、銅、ニッケル、コバルト、白金、ネオジム、ジプスロジウムを含有していてマンガン酸化物を指す。

経済産業省の委託を受けたJOGMECは、南鳥島の南東沖約600㎞の公海域におけ るコバルトリッチクラストの探査鉱区(面積 3,000 ㎞ 2 )について、国連海洋法条約に基 づき深海底の鉱物資源を管理する国際海底機構から承認を得ました。 今回の承認は、我が国が海外に供給の太宗を依存するコバルト、ニッケル、白金等 のレアメタル資源について、今後の我が国による探査活動の実施、将来の資源開発 の可能性を高める観点から、極めて意義深いものです。

参考文章: 経済産業省  南鳥島沖の公海域におけるコバルトリッチクラストの 探査鉱区が承認されました/ 日経文庫 レアメタル・レアアースがわかる 西脇文男 著

経済産業省 資源エネルギー庁 施策について 資源・燃料 鉱物資源施策 海洋開発施策の概要 にさらに詳細な説明が掲載されています