金属3Dプリンター

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米GE傘下の日本ドレッサーが金属3Dプリンターで特殊バルブの部品製造を開始し始めた。今までは数十個のパーツを組み合わせる必要があったが3Dプリンターでは思い通りの試作が可能である。航空機やプラントといった、少量生産の中なので可能であるが、驚異的なことである。GEは航空機部門では4200億円をかけ3Dプリンターを購入することを決定している。2020年までに10万点の部品を製造する方針である。カスタマイゼーション(個別大量生産)という将来の製造方法が20世紀の大量生産を終わらせる事になるはずである。既に試作金属加工は3Dプリンターで十分である。これは紛れもない事実。バルブ形状はもちろん、薄板であってもかなりの強度を保っている。表面は梨地ではあるがそこからの仕上げ工程によっては紙の搬送面なども現実になる。個別大量生産が出来ない製造業は朽ち果てていく。自動車が売れない、家電も買い換えない、消費低迷が続き、あと半年程度で崩れ落ちる中国、さらなるチャイナリスクをどう乗り切るか。逃げ遅れている日本企業の株価が今日も低迷して行く。