2015国際ロボット展 アマダ高精度ベンディングロボットシステム HG-1003ARs
2015国際ロボット展・アマダ 高精度ベンディングロボットシステム
HG-1003ARsデモンストレーションに行ってきました。
①ローディングカメラ
曲げ前のブランク積みの状態に乱れがあっても一番上のブランクを選別しバキューム等でアームが取りに行く。
左右上方斜め上からLED照明で照らし、板のカドをカメラで捉え認識する技術を東芝と共同開発をしたそうです。
光が重要なのでブランク認識のスペースは黒塗装(内側)されたコの字箱の中に集積されています。
窓があり西日が差し込むような工場では対策が必要だとのことでした。
②センサー付きのバックゲージ
Dr.bendで作成されたデータとの誤差をセンサーで測定し曲げを実行する技術、今までは正しく整列されたブランク集積が必要だったそうです。
③角度センサー
接触型の角度センサーを2点で計測しているとの事、データとの誤差を補正しながらエアベンドのみ対応とのことでした。
④コンビネーショングリッパー
バキュームなど複数のバリエーションでブランクを確保し曲げ加工を実行します。
特徴的だったのが加工前のブランクが乱れていてもそれをフォローする技術があり、ティーチング不要の自動曲げシステム。
金型に付いて板のカスなども掃除してくれ、曲げ加工後の製品もコンベアで流れていきます。
2015/12/19 アマダより正式なデモがアップされましたのでご紹介します。これによりベンダー加工の機械化は加速するに違いありません。