iot 金属加工・精密板金加工のこれから 2

スティグリッツはさらに

成長は、至上命題?

経済成長について話す時は「成長」の意味をはっきりさせないといけない、GDPは経済力を測るにはいい指標とは言えない、環境汚染、資源乱用を考慮にいれていないし冨の分配も社会の持続性も考慮されていない、問題だらけだ。経済における成長の本質をこの先変えていくべきだと強く思っている。すでに明らかなのは物質主義的経済天然資源をじゃぶじゃぶ使って二酸化炭素を大量に排出するようなことは持続不可能ということだ。もうそのような成長はなしえない。他のかたちの成長がある、まだまだ繁栄できるし新たなイノベー-ションを生み出せるはずだ、その変化を起こすには政府の政策が必要だ、テクノリジーやインフラや教育にもっと投資をしないといけない。地球の気温を2度も上昇させてしまったことで多くの投資が必要になっている、経済を整え新しいエネルギーに移行し都市構造を変える。私達には巨大なニーズがあるはずだ。

 

時間(利子)と空間(為替レートの違い)が冨を生み出す錬金術となった(14世紀フランス)

貨幣は元々交換のための手段 しかし次第にそれを貯めること自体が目的化した アリストテレス

アダム・スミス『富論』は人々の欲望を工程した

アルヴィン・ロス(スタンフォード大学教授 2012年ノーベル経済学賞 受賞)そもそも資本主義の推進力とは?市場の最大の機能は誰が何をほしがっていて誰が何を持っているか、すべての情報を集めることだ需要と供給が一致することで魔法のように価格が決まる。その難しさは情報を得て計画することなど誰にもできないことにある、なぜなら情報は多くの人々に拡散するものだからだ。そしてまた情報が市場に集まることで最適な結果が生まれる。

マイナス金利が続いたとしても新しい形の金融取引が発展し金融機関の資本はリターンを得られ続けるはずだろう

 

スティグリッツ

市場はある日誕生したものではなく進化しつづけてきたものだ。素本主義は科学と技術の両輪としている。このダイナミズムによって人々が農作物を市場で買ったりした時代から、より大規模な会社ほど有利で経済規模を拡大できることになった。そしてイノベーションが駆動する経済だ。

 

スコット・スタンフォード(ベンチャー投資家 ウーバーへの投資)

私たちはより効率化する方法を常に探しているんだ、経済学でいうところの生産性だね、労働力が変わらないのに成果物は増える、そして利潤、成長、波及、創造的破壊を追求する。いかにして効率的な進化がなされない古い産業を駆逐するか。『市場を取れ』需要と供給が働き合って加速する規模の効果が働いて新旧後退が起こる、それがイノベーションだ、そして消費者をハッピーにするんだ。

欲望は欲望を生む? ぼくらの欲望はバーチャルだ ある物の価値が宿るところは投じられた労働や物質ではない、それを買いたいという『欲望』にこそ価値は宿る。

 

スティグリッツは

アダム・スミスの自己利益の追求が『見えざる手』に導かれ社会全体の幸福をもたらすという理論に頼りすぎている、彼がそのことを書いていたのは資本主義が本格的に走りだす以前の話だ。私達が現代の資本主義を理解しようとするならばイノベーションが経済に果たす役割こそ考えねばならない。

今、資本主義は労働を基本としたシステムから高度に自動化されたシステムへの移行である

 

IoT時代 発想を根本的に変えなければいけない イノベーションは必ず旧型システムを破壊していく

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