孫氏から学ぶ戦略Ⅰ
およそ軍を撃たんと欲する所、城の攻めんと欲する所、
人の殺さんと欲する所は、必ず先ずその守将、
左右、謁者、門者、舎人、の姓名を知り、
吾が間をして必ずこれを索知せしむ[用間篇]
敵に攻撃をかけようとするとき、あるいは敵城を奪取しようとするとき、
または敵兵を撃滅しようとするときには、まず敵の守備隊の指揮官、側近、取り次ぎ、門番、従者などの姓名を調べ、間者に命じてその静動を探索させなければいけない。
現代での手法はインターネットを使った情報収集から、極端な事例ではサイバー攻撃に変わっているが、当時とその戦略=「情報収集」は何ら変わっていない。レベル感は違えど競争相手の情報収集は戦略の第一歩であることは何ら変わりない。そして得た情報から相手の懐に入る事が出来るか、孫氏から学ぶ戦略=営業戦略ではないのでしょうか。