ファイバーレーザー

 

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導入が増えているファイバーレーザーの話しです。

ファイバーとは、言葉の通り繊維、繊維状のものという意味です。
CO2レーザーでは発信器から複数のミラーをへて出力されていたビームを 光ファイバを通し出力する技術を使ったレーザー加工機です。

特徴としては

  • エネルギーの交換効率が良い
  • 冷却に優れていて高出力化できる
  • 光軸が安定している
  • 高品質なビーム径(1μ)
  • 焦点が深い

などが主な特徴です。

多くのメーカーから製品化されていますが機種選びは慎重にあるべきです。 経営者にとっては導入費用も当然ですが、ランニングコスト(主に電気代) メンテナンス費用、耐久(耐用)年数なども重要な基準になります。 複合機がベストと思いますが費用面での問題が大きいです。
現場担当者(レーザーオペレーター、CADオペレーター)にとっては切れ味・各種材料(鉄、アルミ、ステンレス、銅、チタンなど)への切断条件・調整の容易さ、保守後CO2レーザーのような加工精度の下降曲線、段取り換え、材料搬出搬入の容易さ、アプローチから切断への加工精度(H9穴など後で仕上げが必要か?)、ジョイント量やばらし作業へのシフト、既存プログラムの変更などをメーカーへ資料提出を求め経営者への助言を遠慮なくすべきです。

ファイバーレーザー主力機

FOL-3015J (アマダ) 加工範囲 3070×1550×100 発信器 AJ-4000 最大出力 4KW 最大板厚 ステンレス8ミリ、アルミ16ミリ、軟鉄22ミリ、銅8ミリ、真ちゅう8ミリ

TruLaser5040fiber(トルンプ) 加工範囲 4000×2000×115 発信器 TruDisk3001 最大板厚 ステンレス15?、アルミ15ミリ、軟鉄20ミリ、銅6ミリ、真ちゅう6ミリ